グリホエースへのお問い合わせについての解答です。
安全性について
手などに付着した場合は、すぐに石鹸で洗い流してください。非常に水に溶けやすいので、簡単に洗い流せます。もし何らかの異常が認められましたら、医師にご相談下さい。衣類は水洗い洗濯をしていただければ、その後の着用にも問題ありません。
グリホエースの安全性は動物での各種毒性試験などのデータに基づき、普通物（毒・劇物ではないもの）に分類されます。主成分のグリホサートは自然界にあるアミノ酸の一種グリシンと肥料の一成分りん酸からなる物質です。使用上の注意にしたがっていただければ、人畜に重大な健康被害を及ぼすことはありません。土に落ちると土の粒子に吸着して効果が無くなります。したがって、土の中を移動することはありません。徐々に土中微生物により天然物質に分解されます。（半減期は約3週間～1ヶ月前後）
散布当日は子供やペットが散布したところに入らないようにしてください。通常の使用では安全性には問題はないと判断されます。ラベル記載の安全使用上の注意にしたがって使用してください。
グリホエースは植物の生長に必要なアミノ酸の合成を阻害し、植物の生長を停止させ、枯らします。これは植物独自のもので、動物や他の生物にはないため、植物にだけ作用します。
井戸の周りに散布しても、薬剤が直接入らなければ問題ありません。土に落ちたグリホエースは、土の粒子に吸着し、浸透して地下水に入ることはありません。また、主成分は土壌微生物によって分解されます。
魚類に影響を及ぼす可能性がありますので、水源地、養殖池等に飛散、流入しないように十分注意してください。
本来、農耕地に使用することは、法律違反にあたります。今後、使用する際は十分注意して使用してください。ただし、誤って散布してしまっても技術的には農耕地としての使用を妨げるものはありません。農耕地用登録がある同成分他社薬剤と同等の安全性と考えられます。
グリホエースは非選択性の除草剤なので、かかった作物は枯れてしまう可能性があります。風向きなどに十分注意して散布して下さい。
植えてから４年以上経ち、幹が木化している木は、かかっても吸収されません。しかし、４年未満の若い木や枝葉などの木化していない部分にかかると、枯れたりする可能性がありますので、十分注意してください。
土に落ちると土の粒子に吸着して、除草剤としての効果を失います。その後、微生物のエサとなって二酸化炭素や水などの天然物質に分解され、約30日以内に半減します。その後もどんどん分解され、土の中には残りません。したがって、毎年同じ場所に使用しても、土に悪影響を与えることはありません。
グリホエースは、同主成分の他社農薬登録品と同等の各種試験（国の定める指針に基づく試験）を実施しております。非農耕地に使用する除草剤としての安全性や品質は保証されています。グリホエースは安全性を裏付けるデータが確認されているので、安心して使用できます。
